先日、小惑星「りゅうぐう」から日本の探査機「はやぶさ2」が持ち帰った砂の中に、アミノ酸の存在が確認されたことが報道されていました。アミノ酸は、生物の体をつくるもととなる物質で、それが宇宙に浮かぶ小惑星から発見されたことは、地球上の生命は宇宙からやってきたとする説を後押しするものだとして大きく取り上げられていました。
太古の出来事を物証をもって証明するのは、極めて困難だとは思いますが、わたしたちはひょっとして宇宙からやって来たのかもしれない、と思うとロマンを感じます。そして、現代、人類は科学技術を発達させ、探査機を天体に向けて飛ばすことができるようになりました。また、人間も月までは到達することができるようになりました。近い将来には、火星に降り立つこともできるでしょう。さらに、数十年、数百年先になると、太陽系外への宇宙旅行も可能となるでしょう。
こうしてみると、人類は、宇宙に向けて自分たちの歩みを進めていっているように見えます。しかしこれは見方を変えると、わたしたちの体に宇宙へ戻ろうとする帰巣本能が組み込まれているからなのかもしれません。
梅雨の晴れ間には、すでに夏の星座が輝いています。家族そろって、夜空を眺めてみるのもいいですね。