昨日、一斉下校があり、校長室を一歩出ると、ほのかに甘い香りが漂ってきました。校長室の向かいの中庭には、金木犀の木が植わっており、この香りの源は、そこだったようです。私は、この香をかぐといつも秋の到来を実感します。一斉下校では、最後に校長の話のコーナーがあり、その話題もすでに決めていたのですが、「今日は金木犀しかない!」と思い、金木犀の小枝を一本切って持って行き、その小枝を見せながら金木犀について少しだけお話をしました。子どもたちも金木犀の香をかいで、秋を感じてほしいという思いからです。
秋を感じるものは、それだけではありません。和気では、今、彼岸花が一斉に咲き誇っています。稲刈り前の稲穂のうす茶色と彼岸花の燃えるような赤のコントラストが美しく映えています。空を見上げると、いつのまにか秋の雲が多く見られるようになってきました。晴れた日は、青空がどこまでも透き通っています。
和気は、自然豊かなところだからこそ、なおさら自然のすばらしさを感じるのでしょう。和気は、都会からの移住者が多いと聞きます。私も直接、移住者からお話を聞いたことがありますが、和気の魅力の一つに、「自然の豊かさ」を挙げらる方が多かったようです。この豊かな自然の中で、子どもたちの心も体もすくすくと育ってほしいと思います。